CULTURE & VALUES

実際、店舗の雰囲気ってどうなの? 閉店後のアイブロウスペシャリストにインタビュー

アイブロウスペシャリスト

渡辺さん & 山本さん

美容業界や、女性が多く働く職場に対して、「人間関係が大変そう」「上下関係が厳しそう」というイメージを持っている方もいるかもしれません。仕事そのものには興味があっても、毎日を一緒に過ごす人たちとの関係は、入社前にはなかなか見えにくいものです。

そこで今回は、アナスタシア ミアレ表参道店で働く渡辺さんと山本さんに、実際の店舗の雰囲気について聞きました。普段はどんな会話をしているのか、先輩やチーフとはどのような距離感なのか、忙しいときや仕事で悩んだときにどう支え合っているのか。閉店後の店舗で、二人に率直に語ってもらいました。

入社前に気になった、女性が多い職場の人間関係

美容業界で働くことを考えたとき、人間関係に不安を感じる人は少なくありません。二人も、入社前にまったく心配がなかったわけではないといいます。

渡辺さんは、以前の職場で人間関係にまつわるさまざまな出来事を見てきた経験から、女性が多くなるとゴタゴタが起きることもあるのではないかと感じていたそうです。

渡辺さん: 女性が多くなりすぎると、ゴタゴタが起きたりするのかなとは個人的に思っていました。前の職場では諸々あったりもしたので、入る前は少し不安もありました。

一方の山本さんも、女性が多い職場には「ドロドロしていそう」という一般的なイメージがあることは理解していました。しかし、表参道店で実際に働き始めてから、その印象は変わったと話します。

山本さん: 表参道店はスタッフの皆さんが本当に優しくて、本当にいい方ばかりです。

二人のやり取りを聞いていると、必要以上に気を張ったり、相手の顔色をうかがったりしている様子はありません。気軽に話せる一方で、仕事ではお互いに必要なことを伝え合える。表参道店には、仲の良さだけでは説明しきれない、働く仲間としての関係がありました。

仲が良くても、仕事は仕事。率直に伝え合える関係

渡辺さんと山本さんは、同僚でありながら、プライベートの話もできる間柄です。ただし、仲が良いからといって、仕事上のフィードバックが曖昧になるわけではありません。

渡辺さん: 各々、仕事はちゃんとやります。仕事のモードの切り替えは、わりとはっきりしていると思います。お互いに話しやすいので、フィードバックもできます。

仕事中は、お客様により良いサービスを届けるために、技術や接客についてきちんと意見を伝えます。友達のように話せる関係でありながら、必要な場面では仕事仲間として向き合う。その切り替えが自然にできているからこそ、遠慮して課題を見過ごすことも、必要以上に厳しい空気になることもありません。

普段の会話は、仕事の話ばかりではないそうです。接客が続いて話せなかった日には、「今日、全然話せなかったね」と後から話すこともあるといいます。

山本さん: 私が唐突に恋愛の話をしたり、「聞いてください」と言ったりします。渡辺さん: 中身がない話もします。本当にしょうがない話です。お腹が鳴ったとか、お客様と二人で合唱みたいになったとか、そのくらいの話です。

何気ない雑談ができることは、それだけで働きやすさにつながります。特別な話題がなくても声をかけられる関係が、仕事上の相談やフィードバックのしやすさにもつながっているようです。

チーフだから上、年上だから上、ではない

表参道店の雰囲気を語るうえで、二人が共通して挙げたのが、役職や年齢による過度な上下関係がないことでした。もちろん、チーフや先輩へのリスペクトはあります。しかし、それは一方的に従うような関係ではありません。

山本さん: チーフだから上、年上だから上ではなくて、みんな平等で、ただ仕事内容や役割が変わるだけ、とチーフが伝えてくれました。全員にリスペクトは持っていますが、上下という感じではありません。

役割に応じてフィードバックをすることはあっても、人としての上下が決まるわけではない。そんな考え方が共有されているからこそ、チーフにも率直に相談でき、仕事を離れた場でも自然に話せます。

渡辺さんも、チーフとの距離感について「同じくらいフラット」と表現します。山本さんにとってチーフは、悩みを打ち明けられる相手であると同時に、将来の目標でもあります。

山本さん: ダメなことはダメ、いいことはいいと言ってくれるので、すごく分かりやすいです。できなかったことができるようになったときは、たくさん褒めてくれます。

距離が近いことと、指導が曖昧になることは別です。必要なことをはっきり伝え、成長した点もきちんと認める。その関わりが、役職を越えて相談しやすい空気をつくっています。

「私のお客様」ではなく、店舗全体でお迎えする

表参道店のチームワークは、スタッフ同士の仲の良さだけで成り立っているものではありません。日々の仕事そのものが、互いに助け合う形になっています。

施術中に手が離せないスタッフがいれば、別のスタッフがお会計などを代わることがあります。カルテには、前回反応が良かった製品や、次回おすすめしたい内容を残し、次に担当するスタッフへつなぎます。

山本さん: 前回反応が良かった製品をカルテに「これ、反応が良かったです。次回おすすめ」と書いておくと、次の人がおすすめして、購入につながることもあります。渡辺さん: 「私のお客様」という感覚がないので、みんなでお客様を接客していこうというスタンスです。

個人の数字を確認することはあっても、目標は店舗として設定されています。指名制ではないからこそ、目の前のお客様について知ったことを自分だけに留めず、次に担当する人へ引き継ぐことが欠かせません。

他のスタッフが入ったことで、自分では気づけなかったお客様の悩みや会話のきっかけが見つかることもあります。

山本さん: 悩みや要望を見て、「本当はこういう悩みがあったんだ」「まだ汲み取れていなかったな」と気づくことがあります。他のスタッフが聞き出してくれると、次に自分が入ったときに活かせます。

スタッフ同士で情報を共有することは、お客様にとっての安心につながり、同時に一人ひとりの学びにもなります。誰かの成果を奪い合うのではなく、店舗全体でより良い接客をつくっていく。その仕事の構造が、助け合う文化を支えていました。

うまくいかないときも、一人で抱え込まない

仕事を続けていれば、思うようにいかない時期もあります。山本さんは、お客様からのご意見(クレーム)が数日続き、施術に入るのが怖くなった経験を率直に話してくれました。

山本さん: 3日か4日連続でお客様からご意見を頂戴することがありました。入客したくない、施術に入るのが怖い、というところまで落ち込みました。

そのとき山本さんは、チーフとの面談で、「自分には向いていないかもしれない」「怖いと感じている」と正直に打ち明けました。チーフは、誰にでも起こり得ることだと伝えたうえで、ここからどう改善するかを一緒に考えてくれたそうです。

また渡辺さんも、新しい環境で技術や接客を学ぶ中で、主に見てくれる先輩だけでなく、店舗のみんなが気にかけてくれたと振り返ります。

渡辺さん: メインで見てくれる方はいるんですけど、みんながちゃんと気にかけてくれる感じがありました。

チームで働くからこそ、自分のミスが周囲に影響するのではないかと悩むこともあります。一方で、苦しいときに話を聞き、次の一歩を一緒に考えてくれる人もいます。失敗を個人だけの問題にせず、店舗全体で支える関係が、働き続けるうえでの安心につながっています。

退勤後はラーメン、定休日にはランチへ

仕事を離れた二人の関係を象徴するのが、ラーメンのエピソードです。退勤後にラーメンの話をしていたところ、そのまま一緒に食べに行くことになったといいます。

山本さん: ラーメンの気分になって、「じゃあ行っちゃいます?」「行く?」となって、そのまま行きました。

最初に行ったのは渋谷のラーメン店。その後も、チーフを交えて東京駅や銀座へ出かけ、食事をしながら仕事や恋愛の話をすることがあるそうです。渡辺さんは、普段の仕事の空き時間の延長のような感覚だったと話します。

渡辺さん: 仕事の話もしましたし、恋愛の話を聞いたりもしました。普段の仕事の空き時間の延長戦みたいな感じです。

役職や年齢の差を過度に意識しないからこそ、休日に会うことにも大きなハードルがありません。ただし、常に一緒に過ごすことを求められるような関係ではなく、話したいときや行きたいときに自然に声をかけ合っています。その無理のない距離感も、二人が居心地の良さを感じる理由の一つです。

表参道店の好きなところは、結局「人」

最後に、二人へ表参道店の好きなところを尋ねました。渡辺さんの答えは、シンプルでした。

渡辺さん: 人かもしれないです。居心地がよくて、素でいられます。

その雰囲気をつくっているのは誰かと聞くと、山本さんは「全員」だと答えます。

山本さん: みんながつくっている雰囲気だと思います。全員がリスペクトの気持ちを持っていて、相手への気遣いや配慮を当たり前にできる方がほとんどです。だから、人がいいんだと思います。

仲が良いだけではなく、お互いを尊重し、仕事では率直に伝え合い、困ったときには自然に手を差し伸べる。個人の成果だけでなく、店舗全体でお客様を迎えるという共通の目標がある。二人の話から見えてきたのは、そうした日々の積み重ねがつくる店舗の雰囲気でした。

このメンバーとだから、成長していける

ダメなことはダメ、いいことはいいとはっきり伝えてくれるチーフ。仕事の悩みも恋愛の話もできる先輩。自分からレッスンをお願いすれば、「もちろんやろう」と応えてくれる仲間。仕事に真剣だからこそ必要なことは伝え合いながら、一人で抱え込ませない関係が、二人の成長を支えてきました。

山本さん: 私に関しては、自分でどうにかしたというより、サロンのスタッフの方々に助けられたという感覚があります。このメンバーじゃなかったら、ここまで成長できなかったと思います。

渡辺さんは、入社前に眉の施術経験がありながら、これまで身につけた我流の癖を直すことに難しさを感じたといいます。その経験を踏まえ、眉の技術が未経験の人でも、学ぶ姿勢があれば十分に成長できると話してくれました。

渡辺さん: 未経験でも全然できると思います。逆に、知識がないまっさらな状態から入れた方が、すっと入ってくるのかもしれません。

最初から完璧な技術や接客力が求められるわけではありません。分からないことを相談し、フィードバックを次の施術に活かし、自分から学ぼうとする人を、周りのスタッフが支えてくれます。お客様一人ひとりと丁寧に向き合いながら、仲間と一緒に成長していけることが、アナスタシア ミアレで働く魅力の一つです。

技術に自信がなくても、いきなりすべてができる必要はありません。大切なのは、人を美しくする仕事に興味を持ち、お客様の変化や反応に向き合いながら学んでいきたいと思えることです。キャリアの一つの選択肢として、ぜひアナスタシア ミアレのアイブロウスペシャリストという仕事を知ってみてください。

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