細部まで緻密さを追求するほど
大きなパワーを生む眉。
そこがたまらなく面白い
アイブロウ プロフェッショナル歴 5年目
岡崎さん
アイブロウ プロフェッショナル歴 5年目
岡崎さん
子供の頃から工作が得意で、家具を組み立てたりカーテンなどを縫ったり、手づくりするのが好き。始めるとついのめり込んでしまう性格です。ヘアアレンジやメイクも好きでしたが、眉だけのサロンがあり、専門の技術者がいることを知って興味を持ちました。まつエクやネイルのプロは多いけれど、眉だけを極めるのってすごい。新しい分野に可能性を感じ、やってみたい! と思ったんです。
フェイスバランスや骨格、筋肉の動きを見極めながら眉を創り上げていくのですが、毛を1本抜くかどうかでも角度がついたり丸みが出たり、印象がまったく変わります。描くときも、ちょっとしたことがグラデーションの自然さや立体感に影響するので、最初はその微妙なさじ加減がわからず、悩んだこともありました。だから今、お客さまに「顔立ちまで違って見える!」なんて言っていただけたときの喜びはひとしおです。
はじめて出会った人はもちろん街や電車の中で見かけた人でも、とにかく眉のチェックが止まらないんです。「なんでそんなに抜いちゃうの⁉」「描きすぎて眉だけ浮いてる!」なんて心の中で叫んでしまい、整えたくなってムズムズ。いつでも必ず毛抜きや眉メイクアイテムをポーチに入れていて、友人に会ったときには、どこかしらお直ししてしまいます。
顔の額縁である眉は、その方の第一印象を大きく左右する重要なパーツ。魅力を最大限に引き出すために、お顔全体はもちろん服装やヘアスタイルもチェックして、個性や好みを見極める。会話を通じてわかることも多いので、コミュニケーションも積極的に。
自分の時間ができると、お裁縫やDIYを楽しみながら、欲しかったものを自分でコツコツ作っている。手を動かすのが好きなので、つい時間を忘れて夢中に。リフレッシュを兼ねて自分を磨くのも休日。ネイルやエステサロン、美容鍼や岩盤浴などにも行く。
仕事帰りに絵画教室に。デッサンを通じ、人だけでなく、モノや花など全てに「骨格」があることに気づく。また、単色であっても濃淡をつけるだけで表現の幅が一気に広がる。絵から得られるたくさんのインスピレーションは、仕事にも活きていると実感。
眉周りのうぶ毛はワックスで処理した後、さらに毛抜きで丁寧に。そうすることで眉と肌とのコントラストが生まれ、まるで魔法をかけたかのように眉が自然に浮き上がる。眉周りを明るくして眉を際立たせるという逆転の発想を知ったとき、とても感動した。