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走り続けた10年間から“眉一筋”へ ─ 体育会系出身の新卒が見つけた「極める」と「続ける」の落としどころ

アイブロウリスト/サブチーフ

田中さん

アナスタシア ミアレ アイブロウリスト/サブチーフ 田中 陽菜さん(仮名)

体育会系の根性を武器に“眉毛のプロ”へ――。高校まで全国レベルの駅伝選手だった田中 陽菜さんは、重い故障で突然陸上人生に幕を下ろしました。友達の影響で美容専門学校に進学し、 “眉メイク” に出合い、わずか三年でアイブロウの道へ。

彼女が〈アナスタシア ミアレ〉を選んだ理由は「極めること」と「続けること」の両立でした。入社2年でサブチーフに昇格するまでの軌跡と、お客様の涙が教えてくれた“眉1ミリ”の力。自分の技術で誰かの人生を動かしたい――そう願うあなたに届けます。

極めたい。そして続けたい。その二つの軸で選んだ「眉のプロ」への道

小中高と長距離に打ち込み、スポーツ推薦で全国にも挑戦するほどの競技生活。けれど、怪我で走り続ける夢を諦めた時、友人から教わったメイクの世界に興味を抱きました。「自分の顔が変わって、自信がつく。そんなメイクの力に惹かれていきました」。そこから美容の道へ進むことを決意。

専門学校ではヘアメイク科を選び、美容師免許も取得。専門学校時代から撮影現場や映画・CMのメイクなど幅広く経験を積む一方で、「眉毛だけはどうしても難しい」と感じていた人が多い中、自分が得意としていた眉メイクに魅力を感じ始めました。モデルさんに褒められたことも大きな自信になり、「一つの技術をとことん極めたい」という思いが芽生えたといいます。

眉毛って小さなパーツなのに、顔全体の印象をガラッと変える。そんな特別な技術に惹かれたんです。

就職活動では、美容師やまつげサロンといった選択肢も検討しましたが、決め手は「一つの技術に集中できる環境」と「長く働ける安心感」でした。

美容師のように“指名を奪い合う”のではなく、チームで支え合いながらお客様に寄り添う文化。そして大手グループならではの安定した待遇や研修制度。「これなら、極めることも続けることも両立できる」と確信し、アナスタシア ミアレの門を叩きました。

入社後のギャップ――想像以上に「厳しくも優しい」環境

入社後は座学や技術研修を経て、店舗に配属。最初の頃は施術に必要なタイム管理が難しく、同じ店舗に同期もおらず一人で挑む日々に「二日目で辞めたい」とさえ思ったと振り返ります。

それでも踏みとどまれたのは、先輩の支えとチームの温かさがあったから。「大丈夫、必ず慣れるから」と声をかけてもらい、仕事終わりにご飯へ誘ってもらったり、一緒にディズニーに出かけたり。厳しくも寄り添ってくれる先輩の姿勢が、何よりも励みになったと話します。

女性ばかりの職場だから怖いのかなと思っていたけど、上下関係の風通しも良くて驚きました。

美容室のように競争でギスギスするのではなく、店舗全体でリピーターのお客様をお迎えし、共に技術を高め合う。だからこそ「優しさだけでなく、必要なことはきちんと伝えてくれる」文化が息づいているのだと感じたそうです。

眉を通して、お客様の人生を変える喜び

配属から半年が経った頃、一人の60代女性が、お嬢様のご紹介でご来店されました。

眉毛に関して自分ではどうにもできずコンプレックスになってしまっていて、「鏡を見るのが苦手」と最初はうつむきがちでしたが、カウンセリングで骨格バランスを説明しながら、ふだんの生活や好みを確認。施術を終え、手鏡をお渡しすると、そのお客さまはじっと自分の顔を見つめて静かに涙をこぼしました。

『久しぶりに鏡を見ても嫌じゃなかった。明日からメイクを楽しめそう』とおっしゃって。あの瞬間、眉の仕事が “見た目を整える” だけではないと胸に刻まれました。

鏡を見ることさえ避けていた方が、わずか30分後に笑顔で帰っていく。その劇的な変化は、技術が人の心にも作用することを強く実感させてくれました。

“続ける”を支える環境とやりがい

入社2日目には「もう辞めたい」と思うほど緊張の連続でしたが、その後は一度も辞めたいと感じることなく、気づけば2年間があっという間に過ぎたと言います。希望休が月2日しっかり取れ、残業もほぼなく、早番の日には18時15分に退勤できるため、友人との予定や趣味の時間も大切にできる――そんな無理のない働き方ができるからこそ続けてこられたと話します。

また、社長をはじめ会社全体で「従業員を大切にする文化」が根づいている点にも信頼を寄せています。コロナ禍でも人員整理を行わなかったと聞き、「本当に守ってくれる会社だと思いました」と笑顔を見せました。

入社2日目には「もう辞めたい」と思うほど緊張の連続でしたが、その後は一度も辞めたいと感じることなく、気づけば2年間があっという間に過ぎたと言います。希望休が月2日しっかり取れ、残業もほぼなく、早番の日には18時15分に退勤できるため、友人との予定や趣味の時間も大切にできる――そんな無理のない働き方ができるからこそ続けてこられたと話します。

また、社長をはじめ会社全体で「従業員を大切にする文化」が根づいている点にも信頼を寄せています。コロナ禍でも人員整理を行わなかったと聞き、「本当に守ってくれる会社だと思いました」と笑顔を見せました。

さらに、今後のライフステージの変化に対する不安も少ないといいます。産休・育休から復帰する先輩方の姿を目にしているからこそ、自身も安心してキャリアを描けると感じているそうです。アナスタシア ミアレでは指名制ではなく骨格に基づいた理論で提案を行うため、長期間のブランクがあっても変わらずお客様に寄り添える。その仕組みも大きな魅力だと語ってくれました。

そして何より、眉というパーツに特化して技術を突き詰められる喜びや、お客様に似合う眉を提案して「ありがとう」と言ってもらえる瞬間に、大きなやりがいを感じています。会社の規模が大きく、倒産の心配がないことや給与の安定性も含めて、長く働ける土台がしっかりしている。だからこそ安心して挑戦し続けられると、自信を持って語ってくれました。

これからの夢。先輩チーフのような存在になるために

現在は入社2年目でサブチーフを任される立場。先輩や後輩に眉メイクを教える機会も増えつつ、自分自身も早くてキレイな施術が提供できる工夫を周囲から学び、日々お互いに高め合っています。

お客様に対しては、まだ緊張してしまう瞬間もあるんです。もっと技術に自信を持って、お客様のことを第一に考えられるようになりたい。また、先輩チーフが行っている売上管理や人材育成なども少しずつ覚えていきたいです。

さらに、いつかチーフになった時には「明るくて居心地がよく、新人の方が長く働き続けたいと思えるような店舗をつくりたい」とも語ってくれました。

ただ優しいだけではなく、必要なことはきちんと伝える。具体的な指摘で成長を支えられる、そんな強さと優しさをあわせ持つリーダー像を目標に掲げています。

迷う就活生へ ― 明確な軸でマッチ度を見極めてほしい

自分に合うか合わないかしっかり見極めること。私の場合は『極める』と『続けられる』という軸がどれだけマッチしているかということでした。また、実際に『こういう感じで働くんだ』というのは知っておいた方がいいと思います。

自分にしかできない技術を身につけながら、長く安心して働く。
その未来を描ける選択肢として、アナスタシア ミアレのアイブロウリストというキャリアは、一つの答えになるはずです。

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